厚労省事務次官殺人、男が出頭。動機はペット?

厚労省殺人で、さいたまの事件で「俺が次官を殺した」と男が出頭した。

「俺が次官を殺した」出頭の男を銃刀法違反で逮捕 殺傷事件の裏づけ急ぐ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081123-00000515-san-soci

動機については、「昔、保健所にペットを殺され腹が立った」というのが、ネタ元の記事にありますが、その後のテレビ報道では、動機が色々言っているとか、意味不明なことを言っているという情報もあります。

この出頭した男が本当に殺人犯なのかどうかも、現段階では不明です。裏付け捜査の結果待ちでしょう。

さて、私は少し前に「年金テロ」という思い込み報道について疑問を投げかけました。

確かに被害者の共通項には年金畑を歩んだという点があります。なので、その可能性を考慮する必要はあります。

ですが、単に職員名簿や報道で名前を知り、そこから偶発的にターゲットに選ばれてしまっただけという可能性もあったわけです。

報道では、「可能性」という言葉を使いつつも、犯罪心理学のオッサンが出てきたり、「庶民の怒り」などと言っていました。

また、23時や24時のニュースで現場前から中継をすれば、近隣住民はただでさえ凶行で不安なのに、メディアが出てきて騒がしくなれば、さらに平穏を乱されます。

この視聴率至上主義の過剰・過熱演出報道ってどうにかならないんですかね…。

最初から「年金テロ」を疑問視していたので、このブログでは、「年金テロ」として捉えたコメントは書いていなかったのです。

いくら年金問題で怒っていたとしても、殺人まで犯したところで得られるリターン(利益)は少ないもの。その少ないお金のために殺人犯として捕まって、その後の人生が刑務所行きになるリスクに見合わない。普通の人間なら、リスクとリターンという言葉を使わなくても、感覚的にわかることでしょう。それ以前に、まともな人間なら、殺人という選択をしないでしょうが。

もし、「年金テロ」であったならば、次のことをコメントとして用意していました。

「いかなる事情があろうとも、年金行政に対する怒りだろうと、人を殺傷することを認めるようなことがあってはいけない。しかしながら、厚労省をはじめとする年金に関わる人々は、国民の声に耳を傾け、真摯な施策を行って欲しい。」

結局、現段階では、ペットが動機とか、動機が二転三転する状況ですし、こんな状況ですから、本当に次官殺人事件の容疑者なのかもわからないんですが。

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