「いい人」は仕事をくれない
私の場合、いい人になって仕事をあげないことも、クセのある人になって仕事をあげることもありますが。
【起業】「いい人」は仕事をくれない! 独立後に仕事で困らないための3つの心得
http://news.livedoor.com/article/detail/3883198/
この記事に書いてある傾向は当たっていると思います。私も会社に居て、色々な方が営業活動にやってきます。
この時に断るケースというのもたくさんあるんですね。ただ、バサッと切ることができないケースもあるんです。
他事業所との関係とか、色々な事情があるのですが、こういう場合は、「いい人」になってしまいやすいんです。
「予算の関係で、今回は計画自体がなくなってしまった。また機会があったら、お願いをするかもしれません。」
のように。つまり、そちらのプランは問題がなく、選には残ってたけど外的要因で頓挫したというニュアンスなんですね。
ただし、保険もかけておきます。
「こういう案件は状況が急転すると一気に進むこともありましてね…。安全だとか、社会動向の急変なんかがよくある例で…。」
つまり、急転したから声をかける時間すらなかった。ということにしておこうかと。
「いい人」の調子のいい発言なんて、全く当てになりません。これは後々、面倒なことを避けたいという心理がいい人にさせてしまうのかもしれませんが。
さて、私はクセのある人にもなることがあるのですが、この場合は、仕事を与えた後に出てきますw
…というよりも、問題がない会社の場合は、クセはありません。
でも、問題だらけの会社の場合には、説教までします(笑)
では、なぜ説教をするか。これは2つのパターンがあります。
1.この会社を使い続けなくてはならない事情があるから。今後のことを考えて説教をする。
2.この会社に期待をしているから。次のチャンスで良い成果を出して欲しいから説教をする。
この2つなんですね。用がない会社の場合には、今回の案件をきっちりやってもらって、後は二度と発注をしなければ良いだけですから、説教をする時間さえ無駄なんです。
ただ、1.でも2.でも、まだ次がある証拠なんで、仕事がまた来る可能性は高いでしょうね。
ネタ元の記事で軽いコミュニケーションの必要さを書いていますが、大事なことが抜けているような。
軽いコミュニケーションを取らないと、発注する人の選択肢に入らないんです。
会社の規模にもよると思いますが、大企業だと、大半のことは数社の取引先が既に指定発注先などの形で決まっているので、普通に考えれば、そこに仕事を出してしまいます。
日々の仕事ぶりを見ていようが、何だろうが、通常の場合は指定発注先に出すのですから、選択肢は指定発注先の中から選ぶことが多いでしょう。
その選択肢に入れてもらうためには、自分たちの存在を思い出してもらう必要があると思うのです。その思い出してもらう、きっかけが軽いコミュニケーションではないかと思います。
通常の場合は、指定発注先の中から選択するのですから、通常じゃないことをしないと、発注できないのです。その労力は結構大変なものですし、場合によっては他部署を動かさないと発注先の選択肢に追加できません。
与信管理だとか、そういうことは自部署でできないので、購買部門とかを動かすこともあるでしょう。
そうすると、信念がある人でないと、ここまでしないと思うのです。それが「クセのある人」ということになるのかもしれません。