夕方、一本の電話が鳴る。

電話の相手　「あの、○○と言いますけど、そちらのテレビ会議システムの。」

電池マン　「ええ。」

…

どうやら、話を聞くと、2年前に導入したテレビ会議システムの通信費の請求を忘れていたらしく、今後の支払いについて、支払いを担当するところを紹介して欲しいという。

で、おもちゃメガネ（上司）に、このシステムの支払い部署を確認しようと事情を話したら…。

おもちゃメガネ　「そんなふざけた話があるか！」

と。いや、私が悪いんじゃなく相手が悪いんですけど。

おもちゃメガネ　「だいたい面白くない話だな。経費はキツキツだし・・・」

こっちが相談をしようとしているのに人の話を聞かないのでブチッと来た。

電池マン　「いえ、今そんなことを話しても何の解決になりません。それに、どの部署が支払っているのかということを聞いているだけで、うちが支払っていないなら、今もこれからも何も問題ないじゃないですか。」

瞬間湯沸かし器みたいになるから困るんだよな…。

このオッサンに話してもどうにもならないので、心当たりのある部署に行って聞き込みをする。だが、どの部署も支払実績はない。

再度、電話の主に聞くと、請求そのものを忘れていたのだと言う。そりゃ、どの部署も心当たりがないわけだ。

仕方が無いので、おもちゃメガネに事情を説明すると、

おもちゃメガネ　「だいたい何考えてるんだ？って話だよ。20ヶ月も忘れて今更なんて。…（略）」

延々と続くので、

電池マン　「私がドジを踏んだのならいくらでも話を聞きますが、私はあくまで問い合わせを受けて相談をしているだけです。今、そんなことを言っても事態は何も進展しないじゃないですか。これまでの話だと、うちでは払いたくないということはよーーーーーーくわかりました。では、論法としては次の2つがあると思います。

１）　会議室の付帯設備として会議室の責任部署に対して支払うように要請する。

２）　もう１台のテレビ会議システムと同じとみなし、該当部署に支払うように要請する。

このいずれかが、考えられる妥当な部署だと思います。」

おもちゃメガネ　「正直、払いたくないよな～。」

電池マン　「過去のことはともかく、未来の利用料金については、サービスを利用している限り、支払わないわけにはいかないと思います。」

おもちゃメガネ　「確かにそうだけどさ。しっかし、何を考えてるんだか…（略）」

電池マン　「それは、相手方が来訪したときに言ってください。私に言われても困りますから。あくまで、私は話を聞いた上で相談しているに過ぎないのですから。」

もう、いつまでもグダグダと。私が言ってる通り過去の請求ミスは交渉ごとだから、相手と交渉するしかない。最良の結末は前月までの請求は無かったものとし、当月から支払うということだ。

妥協するとしても、今年度以前は支払えない。なぜなら、過年度の請求を当年度で支払えば伝票仮装となり、税務署から指摘を受ける。（支払年度を変えて帳簿を操作しているとみなされる。）

「コンプライアンス上問題」という最大の言い分がある。それにしても、月額15000円ごときで、ウダウダと…。

おもちゃメガネ　「でもさ…（略）」

電池マン　「では、会議室の管理部署である総務に同席してもらうようにしましょうか。」

おもちゃメガネ　「でも、それって、俺から言わないとダメだよね。」

電池マン　「そうなりますね。」

おもちゃメガネ　「じゃあ、うちで支払っちゃうか。この程度だし。」

（さっきまで、あれだけグダグダ言ってたのに！）

電池マン　「わかりました。では、相手方は来訪し事情を説明したいと言っています。当方の候補日を何日か示しておきましょう。電話で何度もは手間ですから。どうしても一言言いたいでしょうから（嫌味）参加されるでしょうし。」（かなり冷たいな。俺。）

…ってことで、私とおもちゃメガネ双方の候補日を絞った上、相手方に伝える。

しっかしさ、相談段階で、あんな言い方はねーだろって思うんだよね。あれじゃあ、誰も相談しなくなるぞ。

しかも、今回の場合、私の過失でも何でもないんだからさ。もう、しばらくは話を聞いてやらん！

で、この様子を聞いていたほかの人が…。

「そもそも請求をしないほうもどうかと思うが、予算の引き当てをしてないほうもどうかしていると思う。」

ごもっともですね。まー、月額15000円ごときで、あんなにギャーギャー言うのもどうかと思うけど。そんなに予算がカツカツで編成してたら、期中に突発トラブルがあったら身動きできないですよ。