ついでに火災に関する検定も
これは違和感なく全問正解でした。
問題:ここは出張先のホテル。火災発生!!火は天井まで燃え上がっている。近くに消火器はあるがどうしよう!!!
選択肢:迷わず逃げる、迷わず消火器
答え:迷わず逃げる
ポイントは「天井」。このくらいまで火災が広がると自力消火は不可能に近い。
また、高気密な住居・建築物の場合、この状態から部屋のあらゆるものが燃え始める(室温が高温で着火し始める。)
こうなると、本当に逃げ場を失うので、とにかく逃げる。余裕があれば、空気を遮断する措置をするのが望ましい。(酸素を遮断することで燃焼を止める・抑制する。)
問題:結局、逃げることになりました。しかし、まわりは炎!どうしよう!!
選択肢:ゆっくり火の少ない所を選んでいく、一気に走り抜ける、とりあえずよい方法を考える
答え:一気に走り抜ける
もっとも「走る」のは良くないかもしれませんが、火の少ないところを選んでいるうちに燃え広がる可能性もある。考えている時間の間に燃え広がれば無意味。よって、とにかく逃げる。これが最適解。
問題:なんとか火からは逃げました。階段とエレベーターがあります。どうしよう??
選択肢:階段で下へ、階段で上へ、エレベーターで下へ、エレベーターで上へ
絶対にやってはいけないのがエレベーターを使うこと。これは常識ですよね。
さて、上か下かという問題ですが、基本的には下に逃げて地上へ脱出をするのが一番でしょう。
下に逃げられないなら横に。横もダメなら上に逃げてヘリやはしご車で救助されやすい場所に行くのが望ましい順序でしょう。
問題:あと少しの所で煙が充満してきました。どうする!!!
選択肢:時間はない!鼻・口にタオルなどしそのまま突っ走る!、鼻・口にタオルなどし低い体勢でいく。、鼻・口にタオルなどをし違うルートを探す
答え:鼻・口にタオルなどし低い体勢でいく
消防署で習うのは、煙の中は姿勢を低く。部屋の中なら壁に沿うように(どこかに出口があるから。)、廊下の場合は中央を通る。
問題:やっと出口か?2つの扉があります。1つは押す扉。もうひとつは引く扉。どうする!!
選択肢:押す扉、引く扉
答え:押す扉
この問題だけは微妙なんです。非常扉=押す扉とは必ずしもなっていないんです。
考え方が2つあって、押す扉を採用する場合には、力を入れやすい、動作に無駄が無い(引く場合は引く、ドアをよける、逃げると3段階。押す場合には、押す、そのまま逃げる)だから。一方で、押すドアはドアの向こうに物があると扉が開かなくなるので、確実に逃げられるために引くドアを採用しているケースもあります。
もっとも、防火扉や避難経路にモノを置くこと自体、間違っていますが。某病院で、実際に防火シャッターの真下に荷物があったので、即座に指摘した嫌な患者は私です 笑
でも、根拠を説明して指摘をしたら、
「そういう意識が無かった」
と言ってましたが、すぐに対処して、他のフロアや病棟でも同じようなことがないか確認していたようです。指摘されないのが一番ですが、指摘されて水平展開まで、すぐに行った素早さは評価したいですね。