まずは、元ネタとなる記事を読んでいただきたい。

ケータイの車内利用について考える
http://news.livedoor.com/article/detail/3505761/

携帯電話で読んでいる人には元ネタの記事が読めないかもしれないので、簡単に要点を書くと

1.携帯電話を電車内で利用することについて、かかってきた電話に出るのは仕方ないのではないか。(その電話が重要かもしれない)

2.心臓ペースメーカーの誤動作の件は、ノイズが出た距離が8cm。しかも、ノイズであって、誤動作ではない。しかも、安全サイドに考えて3倍の距離である22cm以上という数値を取っている。従って、心臓ペースメーカーが実際に誤動作するとは考えにくい。

3.海外では、車内で通話している場面をよく見かける。国によっては、かかってきた電話に出ないほうがマナー違反という考えをする国もあり、これはこれで理にかなっている。

4.日本では地下鉄トンネル内でほとんど電波が入らない。トンネルに閉じ込められた時に使えたほうが非常時に便利だ。

5.鉄道車両で携帯電話が使えるようにマナーの見直しを期待したい。例えば、号車によって通話が可能というルールが出来ても良いのではないか。

6.世界の携帯ユーザーは「かかってくる電話ほど重要なものはない」と考えている。日本が国際社会とつきあうなら、今の「電車に乗っているからおかけ直しください」はいつまでも通用しないのではないか。

以上が、元ネタの要点である。

これを受けて私なりの意見を書く。

1.私も基本的には、かかってくる電話は取っても良いと思う。しかし、条件がある。それは、今、電車の中であることを伝え、急ぎの用件か確認する。その上で、急ぎの用件ならば、通話を継続する。急がない用件であれば、後でかけるようにすればいい。逆に、携帯電話に電話をかける人も、最初に急ぐ用件か、そうでないか、今、通話をして良い場所か確認するようにしたほうが良いと思う。

これは、うちの会社では、当たり前になっている。会社の中では、内線PHSを持っている人が多い。私も個人の内線番号を付与されている。当然、トイレや会議中にも電話がかかってくる。

電話の用件は出るまでわからない。重大なトラブルや非常に急ぐ用件がないとは限らない。その一方で、急がない用件だが、メールだと証拠が残って都合が悪いことやメールでは伝わりにくいことは電話をすることだってある。この場合には、「今、大丈夫ですか?」の一言を冒頭に入れる。

だから、筆者の「かかってきた電話が重要かもしれない」というのは納得できるが、その一方で、急がない電話を延々と大声で話されるのも迷惑だから、急ぐか急がないかをお互いに意識するようにしたら、良いのではないかと思うのだ。

ちなみに、私も車中で電話をしている人を無差別に注意することはない。ヘッドフォンをしていても聴こえるくらいなら、「もう少し小さい声で」と言うし、ヘッドフォンをしていなくても、急いでいる様子なら黙認する。

その一方で、明かな世間話を大声でされるのは不快だから、これは注意する。

これは、携帯電話に限らず車中での会話でも、大声なら不快だから、同様に取り扱う。

2.だからと言って、車中で会話OKというルール改正は私はやり過ぎだと思う。

今の中高年世代を見て欲しい。現状のルールでも大声で話すは、メールを打てばピッピッとうるさいったらありゃしない。一時期、若い子が槍玉にあげられていたが、今では中高年のほうが携帯電話のマナーが悪いと私は感じる。

この状況下で、こういうルール改正をすれば、どうでもいい会話を大声で、しかも延々とする。特に中高年のオバサン、ババアほど声が大きく長い会話はない。

そういうのは、既存のルール・マナーが守られてから、緩和すべきだと思う。

3.トンネル内での電波を入れることについて

これは私も賛成である。近年の鉄道はトラブルが増えている。昔は、1分でも遅れればお詫びが入ったものだが、最近では数分の遅れはザラである。(その理由や考察は本記事の話題とは別なので置いておく。)

ならば、やはり、通話できるようにすべきだと思うのだ。会社や取引先に今の状況を伝えることができれば安心するし、家族だって安心するだろう。

もちろん、こういう時の連絡の通話はマナー違反だとは思わない。

マナーは、相手を思いやるために存在するもので、それは時と場合によって、優先順位が異なるのは当然だろう。

平時は、車内では、静かにするのがマナーである。だから、急がない電話は後回しにする。

でも、緊急時は、その相手に対応するのが一番だと思う。だから、急ぐ電話だから、話すのは仕方ない。

私の考えをまとめれば、この2文である。それを具現化するために、冒頭で電車の中にいること、急ぐ用件か確認することを是としたわけである。

そして、自分が周りにいる立場の時も同様で、急いでいるなら仕方ないと思うし、そうでないなら、迷惑と思う。それだけである。