亀田史郎よ責任を取れ

あれだけ、やりたい放題やっておいて、自分の口から謝罪の言葉を出さず、長男に押し付けた。
一言でまとめれば、今日の謝罪会見はそういって良いと思う。

亀田史郎だけではない。反則行為をした大毅もそうだ。

自分のやったことを自分で後始末せず、全部、長男の興毅に押し付けた。

記者が史郎がどうして謝罪しないのかと問えば、金平会長は「出ない替わりにボクシング界から身を引く」と言った。
これでは、「辞めるという形で責任を取ったのだからもういいだろ」と言わんばかりだ。

辞めるというのは、責任を取る上での最後の段階であり、一番最初にすべきことは素直に反省し、詫びることだろう。
その上で、金銭なり、職責を捨てることで、その誠意を示すのが筋だ。

パフォーマンスはご立派なのに、どうして一言「申し訳ありませんでした。」と言えないのか。
所詮はその程度の人間だった。ということを露呈したのだろう。

また、責任所在は亀田家だけではない。
この暴走を黙認していたボクシング界、そして、亀田家を焚きつけた、いわば教唆犯のTBSも、しっかりと反省をし、ファンに詫びるべきだ。

さらに言えば、スポーツとお金、スポーツ報道のあり方ということも考えて欲しい。
スポーツ競技にはお金がかかる。そこには、スポンサーなり、テレビの放映権料などが必要なのかもしれない。
そして、テレビは視聴率によって、CM枠の値段が変わるから視聴率至上主義になる。

スポーツ番組を見ていると、ジャリタレを出してショーアップしたり、大した事がないことを大げさに取り上げたり、効果音や実況で過剰なまでに演出をしている傾向が強い。
こうしたものを全面否定するつもりはない。
ジャリタレ目当てで番組を見ていたら、そのスポーツの面白さに気づいてファンになることもあるかもしれない。
スポーツを触れるきっかけとしては、有効な方法の一つだとは思うが、そればかりというのも問題だろう。

そもそもスポーツは筋書きのないドラマがある。
ショーアップしなくても、試合そのものが面白いものがあるのだから、もう少しじっくりとスポーツを楽しめる番組作りはできないものだろうか。

それがスポーツ競技にとっても、テレビにとっても健全な発展になるのではないだろうか。

<ボクシング>「世界一のオヤジやと思ってる」 亀田興毅選手の謝罪会見要旨
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071026-00000004-maiall-spo

興毅に聞く
http://news.livedoor.com/article/detail/3360693/

<ボクシング>「内藤選手におわびしたい」亀田興毅会見で
http://news.livedoor.com/article/detail/3360972/

[ボクシング]史郎氏辞任 大毅厳重注意 興毅3カ月自粛
http://news.livedoor.com/article/detail/3360736/

亀田興毅、丸刈り謝罪も「親父は世界一」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071026-00000002-oric-ent

協栄ジム、亀田家処分を発表…興毅は「反則指示」認め謝罪
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071026-00000003-yom-spo

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