ライフを総括する
最初を少しと最終回にかけての数回を見た程度なので、細かな経緯はわからない。(あっ、ここから先はネタバレになるので、後で見る予定の人は、ここで止めておいたほうがいいです。)
だが、途中に回想シーンらしきものや、キャラクターのディティールからある程度は想像できる。最終回は、ちょっとまとめっぽい部分もあったしね。
少々、道徳の時間っぽいですが、でも、大事なことだと思います。なので、あえて、ブログで書いてみます。
1.いじめは連鎖する
ターゲットが遷り行くということ。人は残酷な一面を持っているな…と。
残念だけど、私は、人が人として生きている以上、程度はともかく摩擦は必ず発生します。その摩擦の結果、いじめという形になる。ということだと思うのです。
もちろん、良くないことですが、根絶はかなり難しいことであるのも事実なのです。子供だけではなく、大人だっていじめはありますから。
こう書いてしまうと、今、いじめられている方には絶望を感じるかもしれませんが、ならば、被害に遭わない立ち振る舞いを身につけるとか、環境を大きく変えてしまうことで、「いじめられる側」というレッテルを外すこともできるのです。
大人の場合は、選択肢が増えるので、対抗策もいくらでもあるのです。子供の場合は、親と教師次第でしょう。でも、最悪の場合には、警察や児童相談所などに自ら相談することもあっていいと思います。死ぬ前に、そういう選択肢があることを知るべきでしょう。
2.信じるということ
これは、最終回で特に色濃く出ていた部分ではないでしょうか。母親と娘の関係も信じられる関係だったから、学校に立ち向かえたんですよね。自分の子供を信じること、あるがままを受け入れること。
友達を信じること。信じられなかった愛海は友達を自分の道具として利用することしかできませんでした。その結果、最後には、立場が逆転してしまいました。
一方で、信じられた歩。そして、夕子。この二人は直接、言葉にできなかったけど、メールを通じて関係を修復できました。
3.勇気を持つこと
これも最終回で随分描写されていたと思います。教師(瀬戸)も真実を話しました。いじめの加害者として加担しないというのも勇気です。娘を信じて、学校に乗り込んだ母親も、真実を求める勇気、教師たちに屈しない勇気の持ち主だったのではないでしょうか。
4.誠意を尽くすということ
愛海は、友達をバカにし、便利な道具として利用した結果、みんな離れていきました。人を裏切ったり、ずるいことをすれば、巡りめぐって自分に戻ってきます。人には、誠意を持って接することが大事ですよね。
5.確かな目を持つこと
歩が愛海に対して、他の人と一緒にいじめをしなかったこと。これは、「自分が嫌なことは(たとえ相手が恨むべき存在だとしても)やらない」という確かな目を持っていました。
最後のシーンでは、「愛海を許すことはできない。だが、いじめはもっと許せない。」と言っています。何が正しくて、何が正しくないことなのか。確かな目を持ち、周囲の雑音や誘惑に惑わされない強い心が大事です。
最後に。
ドラマを通じて、少しでもいじめが無くなってくれることを切に願っています。
元いじめられっ子だって、大人になれば、そんなの関係ねぇ!(小島よしおかよ!)
今、大変な子も、希望を捨てずに知恵と勇気があれば、どうにかなるはずだと思う。
間違っても死ぬな。死ぬくらいなら、最後にいじめた奴に一泡吹かせちゃえ!それからだって、遅くないさ。