新幹線「とき」を救え

オリーブ!ニュースより。
※規約により、複製・転載を禁じられているため、リンクによる紹介とします。
鉄道ファンの立場としては、うれしい記事でした。
中越地震の頃は、私が入院していて、ニュース関係を扱っているblogとしては、タイミングを逃していたために、この事に触れられなかったのだが、ちょうどいい記事があったので紹介しました。
この記事が私の言いたかったことを網羅していたのですが、嬉しかったのは、あの脱線した「とき」を復元して欲しいという話。
復元まで至らなくても、そのままの状態でも保存して欲しいですね。
震災を物語るシンボル(もっとも、被災者にとっては思い出したくないかもしれないが。)でもあるし、安全に対する意識高揚のシンボルとしても。
ずーっと言いたかったのだが、どうして各種報道は「脱線が防げなかったのか」と批判ムード。
だけど、直下型の地震に対して、崩れない建造物を作れとか、陥没しない道路を作れなんて無理ですよ。
地震の予知でも出来ない限り、脱線しない列車なんて無理ですって。
直下型地震は縦に突き上げるような強い揺れと聞きます。この状況で脱線しない鉄道なんて無理です。鉄道は車輪にあるフランジでレールから脱線しないようになっている構造なのですから。
むしろ、被害が最小限だったことに目を向けるべきですよ。
橋脚が倒れなかったのは阪神淡路大震災の教訓を受けて橋脚補強を前倒しした成果だろうし、そういう地道な企業努力を評価せずに目に見えるわかりやすい事象を引き合いに出して批判をするのは愚の骨頂と言えるのではないだろうか。
JRはこのような報道に惑わされず、自らの強い信念を持って更なる安全対策、災害に強い鉄道作りに邁進していただきたい。
また、被災地域の復旧・復興を改めて願いたいと思いますし、政府や各自治体には改めて防災体制や被災者の生活を支えるような法整備、施設の整備なども強くお願いしたいと思います。個人ができることと、行政ができることには、それぞれ限界があるわけですから。

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