そこまで言わなくても

会社のマシン室(2)は、通常、無人になるため、鍵ではなく入退室管理システムを導入した。
その導入に携わっていたのは私で、私もあちこちで歩いていることが多い関係上、事務のねーちゃんに日常的な業務を任せることになった。
で、最初に入退室管理システムとはどんなモノかを知ってもらうために現地で実際に出入りをしてもらうことになった。
私と上司と事務のねーちゃんの3人を乗せた車は現場に到着した。(運転はねーちゃん、助手席は私である。)
停車した所は、助手席側に植え込みがある場所だ。
ねーちゃんは、私を見て
「降りられます?」
と聞いてきた。
私は、
「うん。細いから大丈夫。」
と答えると、ねーちゃんは
「ほんとうに大丈夫ですか??」
と再度聞いてくる。
これでは、俺がものすごく太くて脱出不能みたいじゃないか!!
結局、難なく出れたわけだけど。
さて、その入退室管理システムとは、JRのSuica(関西だとICOCA)のような仕組みで、非接触式IDカードをカードリーダーにかざすだけで開錠される。Suicaのようにタッチまでしなくても良い。(電波周波数と電波強度の関係でそういう動きになるらしい)
翌々日には、管理者機能の講習を。
IDカードの作成や紛失時の処理を教える。
私のIDカードには、写真が取り込めることを教えていた。私のID情報には社員証の写真を取り込んでおいたのだが、それを見てねーちゃんが一言。
「これって詐欺じゃないですか?」
俺は、
「詐欺ってひどいな。同一人物だろ?」
と、言うとねーちゃんは、
「でも、この写真のほうが細いじゃないですか」
まー確かに8年前の写真だから、違うのは当然だけど詐欺呼ばわりとは心外だな…。
間違っても危険物取扱者の免状は見せられないな。あの免状の写真は高校時代の写真だし…。

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