運転代行業者が酒気帯び
飲んだら乗るな。運転代行業者を頼みましょう。>この業者も
秋田県警も絶句、運転代行業者が酒気帯び容疑
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091215-00000011-yom-soci
「飲んだら乗るな」という言葉は有名で、「タクシーや運転代行を使いましょう」と言われているのに、その運転代行が酒気帯びとは、あり得ないでしょ。
この運転代行業者にも言ってやりたいですね。
「運転代行を使いましょう。」
と。運転代行の運転代行って、あり得ないでしょw
利用者は何を信用したらいいんでしょうかね。
世の中の人はみんな小型のアルコール検知器を持って、運転代行でもタクシーでも、
「はい、フーっと吹きかけて~」
と、飲酒検問のようなことをしなくちゃいけないのでしょうか。
この人も、
「自分は大丈夫」
と過信しているんじゃないですかね。アルコールは、思っているよりも抜けないと警察の講習などで聞いたことがあります。8時間は抜けないと思っていいでしょう。
しかも、同僚に指摘→警察で検査&注意(基準値超え)→物損事故→それでも運転って、相当悪質ですよ。
同僚と警察の2回も「運転してはいけない状態」と判断されているし、さらに、事故まで起こしている。
こんなドライバーに代行を頼んでいたら…と思うと、ゾッとするのではないでしょうか。
そして、物損だったから、まだいいけど、対人事故だったら…。
会社でも交通刑務所の受刑者の反省を綴った冊子が回覧されて読みますが、大半の人は、
「自分は大丈夫。」
「このくらいなら大丈夫。」
という過信から事故を起こし、人を殺めて、刑務所に入り、家族と離れ、仕事も失い…という見事な転落人生を歩むのです。
受刑者は、被害者への謝罪と、加えてこう言います。
「家族に申し訳ない。」
と。自分が招いたことだから、自分が辛い思いをするのは仕方ないのです。ですが、家族にも負担を強います。
賠償や生計を立てるためにパートに精を出さざるを得なかったり、子供が学校で肩身の狭い思いをしたり…。
会社だって大変です。今は、加害者の企業にも抗議やバッシングが起こる傾向にあります。その対処をする同僚にも迷惑をかけることでしょう。
そして、尊い人命をこんなくだらない理由で失った被害者遺族のやりきれない思い。
交通事故は、自分だけでなく、周囲の人の人生さえも変えてしまいます。ましてや、回避しようと思えば絶対に回避できる飲酒運転は最悪です。
お酒を飲む機会が増える師走、慌ただしい師走は、「ちょっとくらい」「自分は大丈夫」という心の隙を生みやすい季節です。
せっかくの年末年始です。みんなが笑顔で過ごせるように、回避可能な飲酒運転だけは、せめて回避しようじゃありませんか。