だから問題を根絶できないのだ

先日、このブログでも書いた、事業所の社員が飲酒加害事故を起こした件で、会社(事業所)としての指示事項が出た。

概要は次の通り。

1.事業所内の部署が主催する懇親会などでの飲酒を禁止する。

2.課内での忘年会、歓送迎会、懇親会などでの飲酒を禁止する。

3.事業所外の部署が主催する業務に関連した酒宴、業務に関連した社外者との飲食は例外とする。ただし、出席する場合は、所属長の許可を受けた上で謹慎の立場をわきまえた態度で臨むこと。

4.家族・友人等個人的な飲食は例外とする。ただし、市中で飲食する際には、謹慎の立場をわきまえ、目立つ態度・行動を慎むこと。

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これに対する個人的な意見なのだが、これってやりすぎじゃないかと。

と、言うのはね。確かに対外的に「私たちは申し訳ないと思っています」と示すのは必要かもしれない。だから、工場内組織主催のパーティーや懇親会の自粛は仕方ないと思う。

でもね、各職場での懇親会はともかく、忘年会は一年を振り返って職場の人との結束を高めるためにも必要だったりもするし、歓送迎会は歓迎の気持ちを示したり、送別の気持ちを示す場面でタイミングを逃すとすごく間抜けな会だと思うんだよね。

それに、根本的な問題は、飲酒がいけないのではなく、飲酒をして運転することがいけないわけでしょ。

これって、臭いものに蓋をしただけだと思うんだよね。

それならば、車のキーを所属長が預かるとか、そういう方法もありそうなもんだけど。
飲んでベロベロになった上で、飲酒運転ってどう思うか話させたほうが、本心から問題だと思う人と、そうでない人がわかりそうな気がしますが(笑)

なんとなく、表面だけを取り繕って、中身はそのままという典型例のような気がするんだけど。
外面はご立派ですよ。確かに、事業所中一丸となって謹慎の立場でいるんですから。

でもね、臭いものに蓋をしただけの、こういうことを通達したって、何も変わらないと思うんだよね。

例外の場合にも、「謹慎の立場をわきまえて・・・」ってね。
そんなことを考えて飲んでたら楽しくないってば。それなら、飲まないほうがいいです。

俺みたいに、平時からこういうことを問題だと認識して、きちんと自分なりの考えも持っているような人にまで、一律で網をかぶせるのもどうなのよ。って思うんだよね。

ほぼ年内いっぱいはこの制限がかかる予定ですが、状況次第では、年明け後も継続するかもしれません。

こんな状況ですから、会社関係者を前にして飲むのは、何となく飲みにくい状況ですので、しばらくは自粛しますが、制限が解除されたら、浴びるほど飲ませてください(笑)

まー、こっそり個人的にはメイドバーに行くと思いますけどね。
だって、個人での飲酒は例外条項ですから。あっ、謹慎の立場はわきまえないといけないんですね。(面倒だな・・・)

事業所近辺とか、寮の近辺は当面飲めないですね。

忘年会とか、歓送迎会まで中止にして、風通しの良い企業風土なんてできると思いますかね・・・。
むしろ、こういう場をうまく使って(説教臭くならない程度に)教育をするほうが実践的だと思うんですが。

外面だけを心配して、内部を締め付けまくっている。そこからくる諦め、無力感。

そして、言われたことに表面上は従っておけばいいという発想。部下も外面だけを整える風潮が出来上がってしまった。

こんな調子だから、問題を根絶できないと思うんですよね。

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それとね、先日から大阪府でひき逃げが問題になっているけど、いずれも飲酒運転で捕まっているんですよね。

うちの親も飲酒運転をするんですよ。何度も私は注意して辞めるように言うけど、注意するとキレて暴れますからね…。

こういう人たちに共通するのは、当の本人に問題意識がない。飲酒運転で捕まったら「運が悪かった。」この程度にしか思っていないんです。

そして、「自分はこの程度の飲酒でも普段と同じように運転できる」という過信。それらがあるから「もし、事故を起こしたら・・・」という想定ができない。飲酒をしていない状態だって、周囲の状況によって回避しきれない事故があるというのに、飲酒による酩酊状態なら、もっと無理に決まってる。

大阪の事故(事件)では、免停でも運転していましたからね。そのうち車に生態認証装置でも付けて、警察官が処罰した人物では認証しないようにするような仕組みでも取り入れないとダメなんじゃないかと思ったりもしますよ。

だって、免停や免許取消でも、車があって、エンジンがかかる限り、こういう罪の意識のない人は運転するんだもの。もう、物理的にエンジンスタートができないようにするしかないでしょうね。

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