ANAシステム障害は単純ミス
ANAのシステム障害、原因は「認証機能の有効期限切れ」ANAのシステム障害、原因は「認証機能の有効期限切れ」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080918-00000071-zdn_n-sci
まー、よくあることだな。
システム変更してないのに突然、動作しなくなる場合は、ハードが壊れたか、期限切れって結構あるパターン。
こういう話になると、結構、ヒステリックに
「これが操縦席のコンピューターだったら」
なんて話をする人がいるんだよね。もちろん、こっちのチェックはかなり厳密だけどね。パソコンのようなものではなく、組み込み機器だから。それでも、人間が作る以上、ミスが0ということはないんだよね。限りなくゼロにするように、プログラミング後の試験・検査をするんだけどさ。
エラーが出る場合だってあるから、緊急操作マニュアルとか、地上との無線交信で対応することもあるだろうし、幾重ものバックアップ(コンピューター的なバックアップに限らず。)があるはずだからね。
異常が復旧しなければ、最寄空港に緊急着陸をして点検をしたり、代替機への振替をするでしょうし。(バックアップで飛行は可能でも、安全を優先して機材を変えるということはあるでしょう。)
お粗末と片付けるのは簡単だけど、本当に単純な設定ミスが原因で動かないってことは、コンピューターの世界では、よくあることだから、あまり叩きすぎるのもどうかと思いますね。
今年になって、三菱東京UFJ銀行のシステムが、コンビニエンスストアのATMで動作しなかったのは、文字を漢字で送信するか、カタカナで送信するかって違いだし。これだって、単純ミスの領域なんだよね。
ミスはミスとして受け止めて、
1.再発防止のための点検
2.作業・点検手順に該当箇所のチェックを追加する
3.業務の属人化を避けてダブルチェックができるような体制の構築
をしていくことでしょう。
これは、全日空だけでなく、類似事例として有効期限設定があるものは点検する、リスト化するように自社で水平展開を考えておくべきですね。
他社のことを批判するのは簡単だけど、自社で起こさないようにすることのほうが大事ですから。
ただ、このところ広告表示の問題だとか、全日空は問題が次々と出てますね。一時期は日本航空が滅茶苦茶だったけど、最近は落ち着いているみたいだし。
システムトラブルの内容以前に、全体的に弛んでるように思えます。