酒も飲まず、ギャンブルもしない若者
テレビの続き。学生ローンの人が
「若い子は良く言えば堅実。悪く言えば失敗をしないように生きている」
と言う。
でも、これだって、その世代に近い私に言わせれば当たり前だと思う。
今の社会って、一度失敗すると、二度と立ち上がれない。そうなると、堅実に生きていくしかないのだ。
酒を飲んで、ハメを外して、人生棒に振ったらアウトだもの。
社会人だけじゃなくて、学生でもそうじゃないのかな。
「空気を読む」ことが求められていて、アルコールが入って、制御不能になって、場違いなことをしたら、気まずくなるのではないか。
そうすると、酔っ払えないよな。
学生ローンに頼ってまで、パチンコやマージャンをして返済不能になって人生を棒に振るマネをする必要性もない。
それと、面倒見のいい先輩が減ってきたのも原因じゃないかな。
後輩の面倒を見るのが先輩の役割なのだが、その先輩も余裕がない。学生だけでなく、社会人だってそう。
経済的にも、精神的にも余裕がない。人の面倒を見ている余力がない。
無茶をしても先輩が面倒を見てくれた。あるいは、何かハメを外しても「俺もそういう頃があった。まー、気にするな。」と言える先輩がいない。
そうすると、堂々と(?)ハメを外すことが難しくなる。
私は、今の社会を作った政治家や経団連が諸悪の根源だと思うけど。