光市母子殺害報道「多くが感情的」
BPOが光市母子殺害報道について「多くが感情的に制作されていた」とする意見書を発表した。
私は思うのだが、来年の5月には裁判員制度が導入される。裁判員制度適用の犯罪は殺人などの重大犯罪だから、光市母子殺害事件のようなケースにも適用されるだろう。
裁判員は一般の国民なのだから、当然、ニュースを見る。
そのニュース、あるいはニュースショーが審理に影響するのが心配なのだが。
これは、報道の仕方も問題なのだが、我々の情報の受け手も問題だと思う。
報道を鵜呑みにすることなく、事実部分と推測部分と論説部分と分離した上で、自己の考えを持つ必要があると思うのだ。
社会に大きな影響を与える事件では、被害者側と被告側で報道合戦をして、クロをシロにするようなことも起こるのではないかと思う。
その時に、報道は事実を客観的に報道し、視聴者は、何が事実かをしっかりと見極める能力が求められると思う。
そして、裁判員となり、裁く側になった時に冷静に物証と状況を積み重ねて真実かどうかを見極めることが必要になってくる。報道に踊らされない思考の訓練が必要になってくる。
光市母子殺害報道「多くが極めて感情的」 BPO意見書
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080415-00000971-san-soci
感情的放送は視聴者の不利益=光市殺害事件裁判報道でBPOが意見
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080415-00000142-jij-soci
<BPO>テレビ8局に「公平性欠く」 山口・光母子殺害で
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080415-00000136-mai-soci