列車運転中に私用携帯使う

livedoorニュースより

列車運転中に私用携帯使う” に対して1件のコメントがあります。

  1. アッキー より:

    こんばんわ、はじめまして電池マンさん
    私はアッキーと言います。
    最近の鉄道事故や不祥事はあってはならないことです。
    しかし人間は間違いを犯す動物です。
    その間違いを機械的に補ってくれるものが保安装置ですが、時としてこの機能を殺したほうが効率的に業務がこなせる場合があるのも事実で、極限まで合理化によって余裕のない作業密度で仕事をしている現場ではいけないと分かっていても、この保安装置の機能を殺してしまう場合があり、作業効率を無理に上げようとした為に、大月駅の事故の様な重大事故に繋がってしまったのではないでしょうか?
     機械はあくまで補助的なもので、主導権は人間にあると運転士の場合は特に言えます。
    土佐くろしお鉄道の場合は乗務員が毎日でれくらいの拘束時間でどれだけ距離を乗り、どれだけ休憩を取れていたのか迄掘り下げて考えて行かなければ、真実は見えて来ないと私は思うのですが、如何でしょうか?
    私の知っている某三セク鉄道は日勤で最大拘束15時間勤務で実際にハンドルを握っている時間が労働時間としてカウントされる為、この時間が8時間以内ならば法律的には合法で朝6時から夜9時まで働きっぱなしという事も聞いています。
     こんな劣悪な労働条件では事故が起こらないほうが不思議なくらいであり、今回の事故も起こるべくして起きたのかも知れません。
     携帯電話をいじっていたJR西日本件は問答無用でまずいといえますが・・・

  2. 電池マン より:

    アッキーさん、コメントありがとうございます。
    アッキーさんがおっしゃる通りで、現実には保安装置を殺さなければ効率的に処理できないこともあるでしょうし、保安装置を殺してまでも効率を優先せざるを得ない背景事情はあるのかもしれません。
    このコメントの趣旨が
    1.労働条件の問題という背景事情もありますよ。という指摘
    2.「…真実は見えて来ないと私は思うのですが、如何でしょうか?」という一文より、
    1.に言及していないと、真実が見えない→だから、この記事は温いという批判
    と、2つに受け止められるようにも思うんですが。
    1.ならば、「ああ、そういう考えもあるな。」と納得して終わりです。
    残念ながら、私では、調査するにも限度があります。ここは、警察や労基という公権力による調査や現場の人の証言が必要でしょうし、適正な労働環境になることを安全の点からも願いたいと思います。
    2.であるならば、あまり良い気分はしません。
    個々の記事を全部、深く掘り下げて書いていければ良いのですが、記事を書くことを生業としていないと調査もある程度限られてしまいます。思ったこと、感じたことを書いているだけだと特にリサーチは少なめになってしまいます。私は、報道記者ではありませんので。
    それに、私の他の記事では、保安システムの導入が費用対効果の点から現実的でない場合もあることを書いています。(3/7付記事)
    切り口は違うけど、現実の話を少しは取り込んだつもりなんですけどね。アッキーさんのコメントでは、効率対安全、私の記事では費用対効果という形ですが。
    全てが教科書どおりに行くとは思っていません。
    3/8付けの記事では、保安システムが絶対なものではないことを冒頭で掲げた上で、だから、人間が重要だということを書いたつもりです。
    人間が完璧ではないから、保安装置があることを記事には言及していません。
    私はFA系のシステムに携わっていたので、ヒューマンエラーとシステムの問題は、私の中では常識となっていたのです。もっとも、私の中の常識であって、他の人には、「えっ?そうなんだ。」と思っても無理はないと思います。その点に触れなかったのは不親切だったかもしれません。
    人間が完璧なら、保安装置・保安システムなんて、そもそも必要ありませんから。
    結局は、保安システムと人間が両軸揃って、より安全になるのだと思います。そして、その背景が労働環境だったり、保安システムの設計の問題があるのだと思います。
    blogでなくて、ホワイトボードがあったなら、要因特性図でも書きそうな勢いですな(笑)

  3. アッキー より:

    「鉄道は誰もが安心して乗れる安全な乗り物でなければならない」といつも思っています。
    でも事故は無くならない現実があります。
    日本の鉄道は保安装置の技術は世界的にもトップレベルですし、本当に優秀です。
    人間の注意力と保安装置が活かされてはじめて鉄道の安全輸送は確保されると思います。
     しかし、私は新聞やテレビの報道はいつも断片的に捉えた情報しか流されていない様に感じています。
     運転士のミスで事故が起きた場合については「弛んでいる」「教育が悪い」などと批判しているものを良く見かけます。社会的にみて事故の内容から仕方ない部分も有りますがそれではその当事者がさらし者になるだけで、事故の再発防止や事故の撲滅にはならないと思うし、原因を突き止め元を断たなければ再発してしまうと思うのです。
    そういった観点で今厳しくなっている「労働条件」も見ていかなければならないのではないかと思って書いたのです。
     マスコミは情報を売る商売ですから地味であるこうした観点でなかなか報道しません。
     ましてマスコミは主に企業からの提供で運営しているのですから企業に都合の悪い事は報道出来ません。
     しかし安全に対しては資本側も労働側も関係なく扱うべきだと考えます。
     さらに平気で事故について誤った記事を載せている新聞すらあります。(記者の勉強不足)
     私はそれらついてを批判したつもりです。
     ですから、けっして電池マンさんの考え方を批判したものではありません。
     その点で書き方に配慮がなかったのはお詫びしなければならないと思います。
     現実に私の友人も某三セク鉄道で運転士として働いていましたが、労働条件が本当に劣悪で「これではいつ自分が事故を起こすか分からないし、体力的にも限界にきている」として、辞める事になってしまいました。
     そういった事情は一般には殆んど知られていませんので電池マンさんのブログに書かせて頂いたのです。
     鉄道を利用するお客様の立場から見ても疲れきった運転士の運転する列車には乗りたくはありません誰だって・・・
     電池マンさんの言われるとおり列車には大勢の大切な人の命と想いを乗せて走っているのですから。
     いずれにしても今回のこれらの事故を契機に更なる鉄道の保安設備の向上と信頼回復と安全確保を目指して努力して欲しいと願います。
     最後に電池マンさん今後ともよろしくお願いします。
     
     

  4. 電池マン より:

    アッキーさん、再コメントありがとうございます。
    つまり、この前の私のコメントで言うなら1.が趣旨ということですね。
    一安心しました(笑)
    blogで叩かれるのではないかと、冷や冷やしていたもんで。
    確かに、私も、アッキーさんのコメントが無ければ、劣悪な労働環境について知ることは無かったと思います。
    > しかし安全に対しては資本側も労働側も関係なく扱うべきだと考えます。
    この考えには大賛成です。
    報道だけでなく、日常の安全についても労使の垣根を越えて対話して欲しいものです。
    私は、某石油化学コンビナートで働いてます。ここでは、表面だけは、労使協調で、安全・環境・労働環境の整備をしていますが、現場との実感からは乖離しているようです。
    労使協調も、表面的ではなく、腹を割って、現実を直視して、膿を出し切っちゃうのが理想なのですが。
    石油コンビナートは爆発・炎上するような危険物だらけの場所ですから、やはり、安全には手を抜いて欲しくないです。
    炎上しちゃって、焼豚になるのは、勘弁して欲しいですから(笑)
    運転士を目指す人は、運転士に憧れてなった人も結構いると思います。それゆえに、責任感で無理に無理を重ねて仕事をしている人もいるのかもしれませんね。
    報道が、こうした背景事情にまで触れないことも問題ですが、事故調査委員会も心配です。事故調査委員会で、労働環境に言及していれば、水平展開として、鉄道事業者に適正な労働環境を求める通達や命令が出るかもしれません。でも、委員会でこの点を触れなければ、本当に闇に葬り去られますし、同様の潜在原因に起因する事故は防げなくなってしまいます。事故調が腰抜けになっては、無意味ですから。
    > いずれにしても今回のこれらの事故を契機に更なる鉄道の保安設備の向上と信頼回復と安全確保を目指して努力して欲しいと願います。
    > 最後に電池マンさん今後ともよろしくお願いします。
     そうですね。保安設備、人、そして、設備や人を取り巻く環境を再点検して、安全確保に努めて欲しいと思います。
     こちらこそ、今後ともよろしくお願いします。
     貴重な論客ですから。

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