ドコモiモードケータイの出荷終了が意味すること
こんな記事がありまして。
NTTドコモは、iモード対応のフィーチャーフォン(iモードケータイ)を2016年11月~12月を目途に出荷を終了し、在庫限りで販売を終了する。
この記事が意味するところは、
- 組み込みOS(Symbian等)の端末の製造終了である。
- 通信回線が変わるため、料金が異なる。
の2つがあります。
組み込みOSの端末がなくなるというのは、そのまんまですが、問題は料金が変わるという点です。
次のような人が影響を受けます。
- 待受主体で発信をしない人。(緊急呼出用で会社が支給など)
- 最低維持費で端末を維持する人。(2台持ちやら、MNP絡みやら、ゴニョゴニョするような人)
では、実際にどういう違いが起こるのか…という前に、docomoで今販売している端末と、この先出る端末が3つのグループに分かれます。
- P-01H/N-01G/F-07F…通信はiモード、FOMAの料金体系
- F-05G/SH-06G…通信はSPモード、FOMA/Xiの料金体系
- SH-01J/P-01J…通信はSPモード、Xiの料金体系
となります。真ん中のガラホだけは特殊で通信速度はFOMAハイスピード、でもメールはSPモードメールという実に微妙なところです。
一方、2016/11/04発売予定のSH-01J/P-01JはVoLTE対応になるし、通信速度は最大で受信112.5Mbps/送信 37.5Mbpsと普通にXi端末です。
今後は、SH-01J/P-01Jタイプになっていくことでしょうから、料金面での問題があります。
FOMAの場合、最低維持費は743円/月。
- タイプシンプルバリュー(ファミ割MAX・ひとりでも割50適用時)だと743円/月。
- パケット定額制にパケ・ホーダイシンプルを使うと0円/月~4200円/月となります。
一方、Xiの場合、最低維持費は1500円/月。
- カケホーダイライトプラン(ケータイ)(2年定期契約)1200円/月
- パケット定額制がケータイパックで300円/月~4200円/月(※2GB超過時は通信速度が減速)
となり、倍額になります。
個人の場合だと、倍と言っても800円程度なのですが、厄介なのは待受主体で大量に携帯電話を持つ法人ですね。
100台なら、800円×100台=80000円/月のコスト増ですから。
※もっとも、100台も契約しているような法人なら、他のコスト削減策もありそうですけどね…。
ということで、このニュース、結構、人によっては大きいですよ~という話でした。