月初＋朝一番というのは、月の中でもピークの時間である。

電話が壊れたというSOSに対する対処をしていて、見るからに忙しそうにしている時に

死んだ人「電池マンくん、近くS事業所に行く用事ない？」

私「ちょっと後にしてください。」

まったく空気の読めない奴である。お前、少しは日付・曜日・時間帯を考慮しなさい。

応急対処的なものが終わったので話を聞く。

聞けば、

• 子会社の対象外パソコンにプリンタドライバを入れる案件
• 場所が広いS事業所の中でも事務所から遠い

を俺にやってきて欲しいというものだ。

私「それは無理ですね。まず確実に行く日は12月の下旬。それも、この日は既に作業類で満杯。他に15日人事異動があれば、その準備で行くことはあるでしょうけど、せいぜい1時間程度の滞在で、S事業所内で30分位かかる場所に30分の作業自体が無理。その他の日も既に12月は色々予定が埋まっているので対応は無理です。」

まぁ、予定などというのは、本気になればある程度動かすこともできる。

予定表に書いていることのうちのいくつかは、ToDo的なものもあるから、こういうのは空いている日・時間に前倒しすれば済むこともある。

が、なぜ断ったか。

さかのぼること、3年ほど前の2012年8月9日にある。

この時、課長がいて、係長が死んだ人だった。私はその下という関係だった。S事業所では電話交換機の更新があり、私はそれにつきっきりで、普段常駐していないS事業所に誰かが行き、作業員の監督をしていなければならなかった。

課長、死んだ人、私の3人でローテーションを作ったのだが、この時の死んだ人の対応がひどかった。

死んだ人「S事業所に行くには足がないから無理です。」

早い話はこういう感じなのだ。

だが、会社には社有車もあるし、チャーターしているハイヤーもあるし、本数は少ないがこの事業所とS事業所との間のバスもある。事業所と社宅を結ぶバスがあるし、社宅とS事業所を結ぶバスもあるので、一度、社宅に向かってからS事業所行きバスに乗るという方法だってある。

他にも一般のタクシーを呼んでS事業所に向かう方法もあれば、社有車を往路・復路の両方を誰かに運転して送り迎えしてもらう方法だってあるだろう。

やる気になれば、方法なんていくらでもある。

当時の課長もこうしたことをメールで送っていたが、あーでもないこーでもないと理由をつけていたのだ。

当時は週1日休みで、土休日も作業をしているようなスケジュールで、これにずっと立ち会いをしていると、私も休みは週1日になるし、自分のいる事業所での仕事だってある。

課長は課長で、当時はホームの事業所の他にS事業所、M事業所、K事業所にも関与していて、この案件がなくても、週に何日も席を空けているような状態で、できれば、負担を増やしたくなかった。

結局、このやり取りを見ていた私はブチッときて、課長に

私「奴を外しましょう。やる気がない、当事者意識もない、責任感もない奴はいりません。いるだけ邪魔です。」

こう言って完全に外したのです。

シフトは当然、きつくなりますが、これ以上、ウダウダとくだらないやり取りを見ていても事態が好転するとは思えないし、士気が下がりますからね。

一番大変な時に、自分の配下にいる人の手助けもしないような奴です。当然、こいつが困った時に助けを求めたら、理由をつけて断るのは当然でしょ。

今回のは意趣返しのはじまりですよ。当然、当時の大変さに比べれば、この程度はゴミみたいなもの。

今後、ありとあらゆる場面で積年の恨みは熨斗をつけてお返しつもりです。覚悟なさい。

登場人物紹介

• おもちゃメガネ…一応私の上司。現在、第二期政権（上司）の真っ最中。無駄に声が大きく、しょっちゅうボヤく。
• 死んだ人…私の同僚。なんかゾンビのように居なくなったかと思えば復活する。仕事ぶりは適当で、周囲からの意見を聞かず暴走する。よって、この人が担当すると失敗する案件が多い。
• ※…アトピーなのかいつもボリボリと掻いている。人と話しながらもボリボリ。発表しながらもボリボリ。仕事を溜め込む癖があるのに、何でも首を突っ込んで自分のところに溜め込む。そのうち溜め込みすぎると、具合が悪くなってさらに遅延というのを毎度繰り返す。
• VB… 前政権（前の上司）である。この人も仕事を溜め込む癖がある。また、上司だが、部下に仕事を振らずに自分でやろうとする癖がある。技術的なことが好きでそ ういう仕事は熱心だが、マネージャーとして、交渉したり、部下を指導・育成することには、あまり感心がなく、意思決定を求めると、ウダウダ言っていつまで も意思決定をしない癖がある。
• おそ松…東京の本社から異動。早い話、使えないから追い出され、同じ居室の子会社に出向になった。ボソボソと喋り、いるのかいないのかわからないくらい存在感がない。名前は仕事ぶりがお粗末だから。
• 窓際…いわゆる窓際族。これといって特徴がない。
• マル…子会社の直採用組の中では一番古いせいか、中間管理職的な立ちふるまいをしている。が、話が長い割に要点がまとまっていない上に途中からヒートアップすると、キーキー甲高く大きな声で言い始める癖がある。
• 婿殿…婿入りした人。私よりも年齢はちょっと上だが、入社は後だし、微妙な関係である。
• ぽんぽこ…タヌキオヤジだから、ぽんぽこ。腹もぽんぽこタヌキ状態で、タヌキ寝入り…いや、マジ寝を会議中にする。元上司であるが、今は外部の会社に出向。
• DV…1ヶ月程度の間だけ、私の職場に配属された人。どうも、前の事業所では協力会社の人にパワハラをしたらしいとの噂。そのせいか、すぐに関係会社へ出向となり、この職場を去った。（確かに電話の相手が協力会社の時はネチネチ責め上げる感じだった。）
• じぃじ…部長。お口くちゃい。人事屋あがりの外様システム部長。なんか、ビジネス書に影響を受けやすく、受け売りが多い。
• SKY…無駄に声が大きくて、すぐにヒートアップする。