私はブログをメモ帳にしてます
今日、仕事の中で出てきた話。
「彼は(私のこと)会社内にこっそりブログを作ってノウハウとかい色々書いているんですよ。あれは、なかなかいいよね~。」
と、これに驚いていた方もいたのです。
少し前のナレッジ関係で社内ブログを売り込もうという流れがありました。
(それが変遷して、社内SNSになったり、Wikiになったり色々ですが。)
これを語るには、ナレッジマネジメントの中で、暗黙知と形式知、それとSECIモデルを知っておく必要があります。
これは、こちらのページを読んでもらったほうがいいでしょう。
http://www.atmarkit.co.jp/aig/04biz/seci.html
で、ノウハウの中でも、マニュアル等の見える形になっていないもの(=暗黙知)を何らかの形で、見える形にすること(=表出化)の道具に私はブログを使っているのです。
表出化は別に手書きでも、職人の微妙な感覚なら計測機器で測ったりしてもいいのです。
ただ、私はブログが慣れているのと、検索性のことを考えた結果、ブログを採用しただけですね。
私が日々ブログを書くことで、困ったこと、それを解決した方法をある程度整理して書く。こうしてナレッジ(知識・知見)を積み重ねていく。
で、自分自身が経験したことでも忘れるので、検索する。後で検索しやすいようにキーワードを書いたりします。
例えば、タイトルに
[IIS] IISの設定項目について
のように、分類しやすいシステム名なんかは[ ]で囲います。もちろん、カテゴリで分類してもいいのですが、検索でも引っ掛けやすいようにしていますね。
やってることはこれだけで、後はいかに記事を書けるかだと思います。
私の場合は、読む対象が非常に限定されているので、くだらない話題も時々入れます。
会社の業務としては、真面目な内容だけで十分なのですが、それでは関係する人が読んでくれない。
だから、少し脱線したことも書いておいて、定期的に読んでもらえるようにしているのです。
そして、困ったときには検索窓にキーワードを入れて探してもらえたら…という意図がちゃんとあるのです。(書いてる私もくだらない話を書いて楽しんでいるのもあるますが 笑)
これは、まだ個人が書く側で、読む人も限られているので、対象や内容も決まってきているので、今はうまく機能しています。
これが書く人も増えて、対象となる職種も増えると、今度は情報の洪水に悩まされます。
インターネットもそうですが、情報過多で、玉石混交な状態で、いかに有用な情報(玉)を見極めるかが問題になってきます。
社内向けだと、Vote(投票)機能なんかが一つの方法ではないでしょうか。
役に立つ・役に立たないという二者択一式の方法や、5段階で評価をしてもらう。で、評点が高い情報は有益な情報(であろう)と推定することができ、そのランクも検索エンジンの表示順に考慮する…ということができたら良いでしょうね。
ま、広範囲に広げようとすると、社内の場合、
- ブログの内容が雑談的なものばかりになってしまう
- 誰も書かない
- 2ちゃんねる化の心配
など、運用の問題を気にする反対意見があって、なかなか軌道に乗らないってことが多いんでしょうね…。
私は小さく始めて、少しずつ育てるってのがいいんじゃないかと思いますね…。
特定の部署・仕事で始めるってのがよくあるパターンですが、招待制で始めるってのもいいんじゃないかと。
こうなると、SNSのほうが向いているかもしれませんけどね。
変な行動をすれば、その人と関連している人に迷惑がかかるという心理的圧力を使って抑制するのもアリじゃないかと思います。
今日の仕事の中で出た話で、いきなり「セキモデル」なんて言っちゃったので、少しここでフォローしておくなど。(まー、会社ブログにも同文は掲載しておきますが。)