子供を信じてみては?

この活動の根底にあることは、思いを伝えることと、子供を信じたことだと思う。

ネットいじめなくなった 大田区の中学、授業で「携帯」徹底論議
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090127-00000037-san-soci

子供たちは大人が思っている以上にしっかりしていると思うんだよね。そうでないと、こういう議論をしたとしても、おかしな結論しか出てこない。

最近は何かと言えば、子供から悪いものを避けて純粋培養をしようとする。

そうやって育った子供が突如、悪い物も良い物も混ざった社会にポンとある時点から出しちゃうことのほうが、大人の責任・親の責任を果たしていないと思うんだよね。

だって、今まで危険な物、悪いものがない世界にいたんだからさ。

最近の携帯電話禁止令なども同じで、社会に出たら大半の人は持たざるを得ない状況になると思う。

友人関係で持つのか、仕事なのかは別にしてもね。

だったら、どうやって、それを使うか、どうやったら、危ない目に遭わないで済むか、どうしたら、自分や他人を傷つけないように済むかを議論し、学ぶことのほうが現実的だと思うんだよね。

携帯でもインターネットでも上手に付き合えば、はるか遠方の人と仲良くなることも、立場が異なる人の意見を聞くこともできる。それは、自分の生活範囲を超えた人と付き合うことであり、人間の幅を広げることにだって使える。

悪く使えば、日常生活では無縁だった薬物や売買春などの犯罪もまた、身近になってしまうのだが。

ネタ元の記事にある最後の部分が非常に大事だと思う。

大山教諭は「学校で必要だとは思わない。ただ頭ごなしに『ダメ』といっても子供は反発するだけ。自分たちで考えさせることが必要」と話す。

なぜダメなのか、どうしてダメなのか、どうしたら良いのか。

子供だって便利な道具を使い出したら手放したくないさ。

だったら、上手な付き合い方を見つけることと、一定のルールを自分たちで考えさせることが大事だろう。

そうすることで、携帯電話の使い方だけじゃなく、社会秩序だとか、ルールの大切さも学べるのではないだろうか。

もっと子供を信じて、子供の声に耳を傾けてもいいんじゃないかな。

子供たちは、大人が思っている以上にしっかりしていると思う。

あなたの子供をあなたは信じれませんか?

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