切れ味の良い論客になる方法

このブログの記事にも、この手法がたまーに入っています。

ビジネスでも使えるトーク術 切れ味の良い論客になるための九か条
http://news.livedoor.com/article/detail/3982700/

詳しい九カ条はネタ元を見ていただくとして、私が書く文にも、この要素がいくつか入っています。

特に其の三の「言い切りと問いかけを織り交ぜる」は多いですね。

これは学生時代の演説にも良く用いていたので、十年以上のクセになっているんですが私の場合は

1.最初に「~だ。」で言い切ってしまう。

2.その次で論拠を示す。

3.最後に「~ではないだろうか。」と問いかけるように終わらせる。

というパターンが多いですね。冒頭で主張を示し、次の段階で根拠や説明を行い納得させる方向に持っていって、最後に共感を呼ぶという構成にしてます。

このブログでの文もこのパターンが結構、多く入っているはずです。

文章としては、「だ・である調」で書いた場合には、最後まで「だ・である調」で書き、「です・ます調」で書いた場合には、「です・ます調」で通すのが普通なんですが、わざと、これらを混ぜているケースもあります。

1.のブロックで主張を示す際に強く伝えたい場合には、「だ・である調」でビシッと言い切ります。

2.のブロックでは、論理性を強調したい場合には、「だ・である調」に、丁寧な説明をアピールしたい場合には、「です・ます調」にわざとシフトします。

3.で共感を呼ぶ場合にも、強く引っ張る場合には、「~ではないか。」 同じ目線で共に歩むような雰囲気を演出したい場合には、「~ではないでしょうか。」と文体が変わっています。

文章の常識として正しいことよりも、共感や同意を得る実を得るためには、こういう変化球を使うことも多々あります。

それから、其の四の「想定される質問に対し、たくさんの答えを用意する」というのも非常によくやります。

1つの質問にたくさんの答えを用意するのはもちろんなんですが、私の場合は、加えて、たくさんの想定質疑も用意しておきます。

職場の中で、進行役や説明をする時には、クセのある人が多いので、意地悪な質問や、説明したことをやりたくないので、何とか否決させようとする人がたくさんいます。

それらを論破するためには、1つの質問にたくさんの答えだけでなく、いかにたくさんの質問を予想するかも大事だと思います。

あと、切れ味の良さという意味では、リズム感やテンポという感覚に配慮した話し方、展開の仕方ができるかどうかもポイントだと思います。

例えば、接続詞を効果的に使うことで、話の流れがわかりやすくすることもできると思います。

日本語の場合には7分類の接続詞があります。

1.順接(前の話を受けて後ろの話につなげる。例:だから、それで)

2.逆接(前の話と反することとして、後ろの話をつなげる。例:しかし)

3.並列(前後が対等の関係であることを示す。例:および、ならびに、また)

4.添加(前の話に付け加える。例:さらに)

5.説明(前の話を言い換えたり、例を示す。例:つまり)

6.選択(複数からどれかを選ぶ。例:または)

7.転換(話題を変える。例:さて、ところで)

この接続詞をやや強く言ったり、意図的に使うことで話の筋がわかりやすくなる効果とテンポを生むことになります。

私の場合、転換の接続詞と逆接は意識的に使うことが多いですね。進行役の場合は、転換の接続詞を効果的に使うことで、なんとなく、上手な司会に聞こえてくるものです(笑)

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