今日は、通院の日で1ヶ月前から仕事を休みにしていたんだけど、先週になって、本社がセキュリティ関係で現地視察をしたいとか言い出して、その対応のために私も夕方から仕事をする羽目になった。

現地視察と言えば良いのだが、実質的にはプレ監査みたいなもので、セキュリティ分野の社則に基づいて、どのように管理・運営しているかを調査するもので、おもちゃメガネだけでは対応不能っぽいので、私も同席することに。

これだけでも十分迷惑な話なのだが、この視察中のやり取りもひどい。

本社は本社で、評論家みたいなことを言うわ、好き勝手なことを言う。

それを受けて、おもちゃメガネもカーッとヒートアップした口調になっている。

両者の間にいる私が、本社側の言い分を取りまとめて聞き、おもちゃメガネに対しては、どうすれば、その言い分が実現できるか提言をして、何とか進行する。そんな状況だった。

最後では、現地を見ていた。セキュリティカードを紛失した場合の挙動や、それがどのように記録されるかを見せる。

この部分になると、おもちゃメガネも理解できていないので、私の独壇場になる。そのせいか、このパートは非常にスムーズに、かつ、好評だった。

社則では不十分な部分を課内要領にしているのだが、これも、社則を熟読し、理解し、現在の業務に支障がない程度に私がほぼ原案を作成したものだ。

なので、実は、おもちゃメガネが口を出さないほうがスムーズに話が進む。

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おもちゃメガネが不在になった時に、私が疲れた表情をしていたら、近くの座席のK氏が口を開いた。

以前の会議で、おもちゃメガネがカッコいいことを言って、自分たちがメインとなって仕事をする羽目になったこと、他の人と衝突しそうになっていたことなど。

「だから、君が大変だったのは想像できるよ。」

ということだ。どうやら、右腕となる、おもちゃメガネ以外の唯一の管理職にまで、愛想をつかされたようだ。

どっちが、課長なのかわからない状況だった。

若手社員がガーッと突っ走るのは、若気の至りで済まされるけど、課長がそれをやったら、課員が困ることになる。

相手の部署ともしこりを残したり、変な決着にならないように、角を立てずにうまく政治解決すべき立場なのだが、その部分は、完全に私の立ち回りになってしまった。

もう、本当に、このオッサンには疲れるわ･･･。