生協の”安心”は地に落ちている

カシミヤだけではない。先の冷凍毒ギョーザだって、ミートホープのコロッケも生協も舞台だったはず。

消費者は生協=安心と安全と思っているはず。

だから、消費者も信頼していたのではないか。ところが、この調子だもの。

安心と安全を守り、消費者の信頼に応えていくのが生協ではなかったのか?

いつから、利益優先の粗悪品を平気で売るようになったんだ?

経営をしている以上、利益を出さなくてはいけないのは仕方ない。でも、ここまで次から次へと製品回収とは、尋常ではないと思うのは私だけだろうか。(※補足を追加しています。)

安心と安全を売り物にしているなら、プレミアがついていてもおかしくないはず。

どうして、安売り競争に一緒になって参加しているのか?

一連の粗悪品騒動を見ていると、もう、生協なんていらない。私には、そう思えてならないのだが。

主婦の皆さんは、どのように思っているのだろうか?

それと、アパレルメーカーも「初回生産時に検査して問題なかった」「検査しなかった追加生産分で起こったのではないか」ってさ…。

検査って何のためにするんですか?

ひとつ前の記事で監査という言葉が出たけど、検査も監査も初回だけでなく、定期監査が必要なはず。ましてや、追加生産ということは、ロットが異なるわけだから、ロット単位で検査をするのは当たり前じゃないのか?

そして、安心と安全を売り物にしている生協も、書類だけで現物を確認しなかったこともダメ。書類なんて、いくらでも偽装できるんだから。これだけ偽装・偽造の時代だからこそ、自ら足を使って現場・現物を調べて、分析にかけて、それで初めて安心と安全が担保されるんじゃないの?

こんな書類だけを見てOKを出すなら、小学生でもできるんじゃないの?

アパレルメーカーと生協という2つの関門があったのに、2つともザルじゃ粗悪品が流通してしまうのは当然だわな。

※2008年07月23日00:40追記

文中で「経営をしている以上、利益を出さなくてはいけないのは仕方ない。」と書いている部分が誤解を受けそうなので補足。

生協は生協法で「組合員に対する最大の奉仕を目的」(生協法第9条)となっていて、営利を直接の目的とせず、生活文化の向上などが主たる目的となっています。

そうすると、文中の「利益を出さなくてはいけない」というのと相反することになってしまいます。

ここでの意味は、従業員を雇用し、生協という組織を運営していくためには(必要最小限度の)利益を出さなくてはならない。と書くべきだったと思います。この説明がないと、単なる営利組織と同一視してしまい、正しい記述ではないので、補足しました。

カシミヤ混入率インチキ表示 なぜ生協は発見できなかったのか
http://news.livedoor.com/article/detail/3740213/

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