またまたブログが発端の問題。

問題の記事は次のように書いている。

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08年02月04日 16:54
あまりに嘘つきなので（そして次から次へと嘘をつきつづける）朝７時から１５時までひっぱたきまくり、学校休ませ、罰として朝食も昼食も与えていません。
いま息子のいうことが本当か、彼に確かめに帰ってもらってます。
もし、それも嘘だったら、千葉のホテルに戻ります。
糞野郎ッ！

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記事の横には泣いている子供の写真まで。

07:00～15:00まで8時間もひっぱたいたって、虐待というより拷問の領域ですよね。

しかも、食事を与えない、学校に行かせないって立派な養育拒否行為じゃないですか？

児童心理学とか、そういうのはよくわからないけど、子供がなぜ嘘をついたのかということを考える必要があると思います。

私自身の経験だと、親があまりにも厳しすぎたり、家庭内暴力が横行するような環境にいると怒られることを回避しようと考えます。そうすると、言い訳や嘘をついてしまうのです。

テストで点数が少し悪かっただけで、ものすごい勢いで怒られました。だから、点数が悪いテストを隠したり、「平均点はかなり低くてこれでもいい方だった」などと嘘をつきます。

でも、点数が悪かった理由が本人の怠慢なら怒られても仕方ありません。本当にわからなかったのなら、学校でわかるまで先生に教えてもらうとか、なぜ間違ったかということを検証することのほうが有益なはずです。

私は、時々、「親は、私のことをペットだと思っている」と表現します。

ペットが芸をすれば可愛がり、芸をしなければ怒られ、場合によっては鞭で叩いてでも芸を仕込む…私は、そんな動物と自分を重ねてしまいます。

だから、この子供が嘘をついた気持ちってすごく引っかかるんですよ。人格が歪んで育っちゃうんじゃないかって。

そんなことを考えつつ、その日記には、さらに記事が増えていました。

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08年02月04日 17:01

このまま育ったら、嘘つき演技型の犯罪者になるかもしれない。

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そうですね。このまま育ったら、嘘つき演技型の犯罪者になるか、精神が壊れて自殺や自傷行為をするかもしれません。そこまでひどくなくても、人を信用しなかったり、言い訳が先に出て謝らない人になるかもしれませんね…。

でも、先に書いたように嘘をつく人間性を作ったのに家庭環境、育て方に問題はなかったのでしょうか？

まるで、「子供が全部悪い。自分は悪くない。」という書き方をしていますが、違うんじゃないの？と。

さらに続きが。

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08年02月05日 16:44

ひとことだけ言っておきますが、
「今日のできごと」は、
「交換日記」と同様に、
広義な解釈で「フィクション」です。
どういう写真に、どういう文章をつけるかは、かなり計算しています。
ポイントは、読むひとの感情をいかに煽るか、です。紙媒体への原稿よりも、生で感情的な表現を選んでいます。

真に受けるひとが皆無だったら面白くないわけですが、アレ読んで、児童相談所に通報する「読者」なんて、マジいるんすね～
ま、本望っちゃあ本望ですけど、
さきほど、息子の宿題みてやってるときに、児童福祉司が３人（男性２名、女性１名）もいらっしゃいまして、あがっていただいたんですがね、
ま、わたしはわたしで、そんなあなたがたの（わたしの書いたものに対する）反応を楽しんでいるので、
せいぜい踊ってくださいな、ね！
さぁ、シェイク！ シェイク！
ブレイク！ ブレイク！

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問題視する意見が増えたら「フィクション」という言い訳ですか。

児童虐待する家庭って、そうなんですよね。通告があって人が来ると、「ちょっと叱ってただけ」なんて、平気な顔でシャーヂャーと言う。

そして、それを真に受けた係員は帰ってしまう。そして、数日後、その子供は帰らぬ姿に…。

こんなこと、何度もあったと思いますけど。

じゃあ、その嘘って何だったのか、そんなに怒るほどの嘘だったのか。もっと言えば、嘘をつくことがいけないのであって、行為そのものが問題ではないのか。

怒っている原因って何なんでしょ。

…と、思ったら、また書いてあるや。

ものすごく長いので、かいつまむと…。

１．子供はハサミで髪を切る癖がある。だから、ハサミなどは隠してある。

２．ディズニーランド近くのホテルに宿泊していた。ママのペンケースから取り出したという嘘。そのペンケースをテレビの裏→ベットの下→クローゼットの中と発言を二転三転させる。

３．嘘のせいでホテルの人に迷惑をかけている。そのことを怒っている。

４．結局、自宅にある爪切りで髪を切っていたという事実が発覚。今までの発言は、結局、全部嘘だった。

まー、３．のように嘘で人様に迷惑をかけていること、それがいけないというのはいいでしょう。

結局、ハサミを探すために8時間もかかっていたわけで、最初の記事のような8時間も叩きっぱなしというわけではなかったみたいで。

ただ、嘘つきの子供の親ですからね。この話もどこまで本当なのか？という気がします。また、作家ですから、話を作るのはうまそうですしね。

ハサミを探す執念を、もっと違う方向に持っていたほうがいいと思うのは私だけですかねぇ。

それと、食事を与えないというのは、立派な虐待です。まー、私のガキの頃には普通にありましたけどね。でも、良い事ではないです。何がいけないことなのか、どうして怒っているのかをきちんと子供に話すことが教育だと思いますけどね。（とはいえ、子育てしてない私が言っても説得力はないのだが。）

「息子ひっぱたき、学校休ませた」　作家柳美里がブログで「告白」
http://news.livedoor.com/article/detail/3497685/

【トレビアン】柳美里が幼児虐待？　批難の声も
http://news.livedoor.com/article/detail/3496628/