警官クソガキ殴打事件、真相は??

私のブログで過去2回にわたってこの問題を取り上げてきた。

悪ふざけクソガキを注意で殴った警官逮捕(2007/09/05 電池@net blog)
http://denchi.blog.ocn.ne.jp/blog/2007/09/post_e313.html

支持するのは普通の感性(2007/09/06 電池@net blog)
http://denchi.blog.ocn.ne.jp/blog/2007/09/post_efb5.html

そのいずれも、私は「警官が暴力を振るったことは悪い。だが、高校生のほうがもっと問題である。罰するなら両方罰するべきだ。」という論調で書いた。

ネットでのアンケートでは98%の人が巡査長を支持しているとのニュースもある。

高校生ビンタの警察官 ネットでは「理解できる」98%
http://news.livedoor.com/article/detail/3296955/

ところが、ここに来て、2回目の会見が開かれ、YOMIURI ONLINEの記事によると

 県警によると、高校生は4日夜、横浜市旭区の相鉄線二俣川駅で急行電車から普通電車に乗り換えた後、発車するまでの間、拳銃型ライターを持ち出して、西部劇のつもりでホームに向けて撃つまねをした。この様子を見た車掌らが注意し、高校生は「分かりました」と従い、ライターをカバンにしまった。

 巡査長は隣の車両から高校生が注意を受ける様子を見ており、電車の発車後、車内で高校生が友人と談笑しているのを見て「反省していない」と思い込んだ。巡査長は、一駅先の同区・鶴ヶ峰駅改札口を出た先の階段で、高校生を呼び止め、髪の毛とカバンをいきなりつかんで階段を下り、「カバンの中のものを出せ」と迫って顔を殴った。高校生は反論しないで黙っていた。

(元記事)電車で拳銃型ライター「駅員注意でしまっていた」と説明
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070906it12.htm
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070906-00000012-yom-soci

[傷害警官]「反省みえない」とライターの生徒に3回平手
http://news.livedoor.com/article/detail/3297124/

と、報じられていて、当初の発表と全く異なる内容である。
一体、何が真実なのか。これだけ世間の話題になっているのである。神奈川県警はしっかりとした説明をして欲しい。

こうなると、私の論調も大きく変わる。

まず、注意されてそれに従ったのだから、これ以上、口を挟む問題ではない。
次に、注意されて従って問題行為をやめた以上、談笑しようが何をしようが問題ない。注意されたら、反省したふりを何時間もしていなければいけないという規則があるわけでもない。

こうなれば、この巡査長を擁護する意見は全面撤回する。

そして、神奈川県警の会見は、なぜ事実を正確に伝えなかったのか?自分たちの不祥事を少しでも悪い印象にしないための捏造工作と言われてもおかしくない。

ただ、その一方で、時と場合と場所を考えた立ち振る舞いをしないと迷惑をかけることをこの高校生もよく知るべきだ。

特に千葉県の内房線・外房線の利用者を見ていると他線区に比べてかなりマナーが悪い。これは、学生をはじめとして、いい歳した大人も含めてだ。

私の場合、非難されるべきことなのだが、2人がけの席の場合、この線区に入るとかばんを隣に置き、座らせないようにしている。

ひどい人の場合、後から座ったくせに、肘鉄までして自分の陣地を拡大しようとするとんでもない奴までいるし、隣でチューハイを飲むジジイまでいる。

こういうことが重なって止むをえずやっている。ただし、杖をつくほどのお年寄りや、明らかにわかる傷病者、妊婦、小さな子連れの乗客など座席を必要とする人には指名した上で、かばんをよけるか、かばんをよけて自ら立つこともある。

いずれにしても迷惑乗客が増えれば、このように防衛行動を取る人が増え、さらに混雑するという悪循環が生まれることをもう少し利用者自身が知っておく必要もあるのではないか。

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