※ダメ人間たちの紹介は、登場人物紹介を参照してください。

利用者がPCを廃棄するために相談をしてきた。その中での珍発言。

おもちゃメガネ「HDDを電子レンジに入れて加熱すると、磁気配列が変わってデータが消えるとかあるけど(以下略)」

えー。システムの専門家としては、あり得ない発言ですね。

これは迷信です。

そういう映画のシーンがあるらしいですけど。

真面目に言いますと、意味がありません。

ちゃんとした解説をします。

HDDの磁気データが書き込まれているのは、プラッタと呼ばれる円盤の部分です。ここに穴を空ける・爆破する等の物理破壊するか、強い磁気を与えて中身を壊すことが必要になります。物理的方法以外の論理的な方法だと、ランダムなデータを何度も書き込んでしまう消去ソフトを用いる方法があります。

さて、HDDを電子レンジにかけた場合、HDDの電子基板が変形したり、壊れたり、電子基板上のチップやコンデンサは壊れるかもしれません。(これも、水を温める原理の電子レンジですから、かなり不確実です。)ですが、HDD自体は金属で覆われているため、プラッタに影響をほとんど与えることはないと考えます。

プラッタにデータそのものが記録されている状態ならば、同型のHDDを見つけて、プラッタを入れ替えることによって読み出したり、プラッタの磁気データを修復させることで機密データを読み出せるかもしれません。

世の中には壊れたHDDからデータを救出サービスがあります。こうしたところでは、クリーンルームで壊れたHDDのプラッタを別のHDDに移したり、電子顕微鏡を用いてデータを読んで修復していきます。

データ復旧を得意とする会社では、クラス100レベルの高度なクリーンルームを使って作業をするそうです。→選ばれる理由:データ復旧技術 | データ復旧のアドバンスデザイン

こういうところに電子レンジで少々チンした程度のHDDを持っていけば、データを復旧させてしまうでしょうね。

こういう会社の手にかかっても、復旧できなくしてしまうのが、パソコンやサーバーの廃棄の時に必要なことです。

ハッキリ言うと「お前はアホか」(横山ホットブラザーズ的な感じで)というレベルです。