しっかし、一連の富士スピードウェイで行われたF1の一件はひどいな…って思うね。

「どなたが失禁を?」F1日本GP訴訟 第二回口頭弁論傍聴記
http://news.livedoor.com/article/detail/3846547/

チケット&ライドシステムはいいと思うんですよ。交通渋滞やら駐車場確保の問題があるから。それは被告の言い分はもっともだと思う。でも、論点はそこじゃない。

あまりにも脆弱な道路のインフラやバスの運行体制は問題でしょ。余裕を持って到着するはずが全然到着しないとか、帰るまで何時間もかかるとか。

そりゃ雨やら道路陥没があったとはいえ、時間がかかるなら、かかるなりの誘導をしないと。

失禁なんて気の毒すぎるよな。

今回のF1訴訟って、起きた事とか賠償以上に富士スピードウェイ側の態度・対応が反感を買った結果、訴訟にまで発展したと思うんだよね。

チケットを買ったのに、全く観戦できないような座席とか、今回のような往路・帰路の不手際で観戦できなかったり、帰りが尋常でないほどの時間になったり。

それでいて、お客様に誠意を持って詫びるような感じでもないし。

別なソースでは、バスの到着時間を保証しないような文言を書いて、このような訴訟対策をしたり。

根本的にトヨタ(富士スピードウェイの親会社はトヨタ)ってモータースポーツに合っていないような気がする。

カイゼンで、無駄をそぎ落とすのと、モータースポーツってある意味対極にあると思うんだよね。

だって、乗用車なら、F1のような300km/h以上の速度なんて必要ないでしょ。安全仕様だって、必要な速度である程度防護できる以上のものは必要ないわけだし。(まー、安全に越したことはないけど、必要以上のものは費用対効果のバランスが取れない。)

商品の研究・開発という意味では、モータースポーツはオーバースペックなんじゃないかな…と。

モータースポーツって、速さに対する人間の夢とか、そういう部分もあるわけじゃない。トヨタのこういう企業文化と合ってないように思えるんだよね。宣伝効果はそれなりにあるだろうけどさ。

トヨタは、商売の道具にしかモータースポーツを考えていないように思えるんだよね。企業だから、それは大事なんだけど、スポーツってそれだけじゃないだろって思うわけで。

富士スピードウェイのF1訴訟も、ホンダが親会社だったら、こんな結末になってないように思うんだよね。

ホンダだったら、ファンと同じ目線に立って考えて、その場で出来ることをしてくれそうだし、謝るべきことはすぐに謝りそうだし、翌年に同じ事を繰り返さないようにしてくれるような気がする。

ホンダはF1に夢を乗せていて、単なる商売の道具だけじゃなくて、自らも夢を追い、スポーツの舞台に立っていると思うんだよね。損得勘定とはまったく別次元でさ。だから、ファンとも感覚が近くて、こんな無様なことにならないと思うんだ。

モータースポーツに詳しくない私が書いているんで、間違いもあるだろうけど、私の目には両社の違いがそういう風に写るんだよね。

金さえあれば運営できると思い込んでいるトヨタ式の考え方が、そもそも間違っているんじゃないかと私は思うがいかがだろうか。