前回の2006年11月値上げ発表時もそうでしたが、株価は上昇につながっていますね。

投資家的には

1.無理な負担をせず価格に転嫁できたため、業績に悪影響を与えない。

2.スタバ人気を考えるとこの程度の値上げでは、客足が遠のくリスクよりも、無理な負担をし続けるほうが問題

という見方なんでしょうか。

でも、私は、1.については同意できますが、2.については月次IRレポートを見れば影響がじわじわ出ているのは明白です。

経済系ニュースは、難しいという意見があったので、少しデータソースも含めて説明しましょう。(ソースにはリンクをしています。)

スタバのホームページIR情報というものがあります。毎月出ている月次IRレポートには、既存店の売上高、客数、客単価などの情報が前年同月比と比べて何%かという情報が出ています。

ここで私が注目しているのは、客数の数字です。

ある時点を境に100%以下の数字になっています。100%は前年同月と同じですから、それ以下ということは、来客数が減っていることを意味します。

一方で、客単価は100%を超えています。これをどう読むかが問題ですが、次の想定ができます。

1.値上げによって単価が上がったから。

2.ビバレッジ(ドリンク)の他にペストリー(フード)やグッズやコーヒー豆、コーヒー器具の購入が増えた。

1.であれば、ネガティブな要素です。2.であれば、販売方法が良く、ポジティブな要素だと判断できます。

他に全店売上高と既存店売上高がありますが、いずれも100%超なので、前年同月比よりは儲けていると分析できます。

売上高については、数字が出ていないのですが、決算情報の値から求めれば大体の数字が出てきます。それを店舗数で割った値の推移を見て1店舗あたりの売上が増えていれば、効率が良くなっていると判断できますし、減っていれば、お客さんの取り合いをしているか、出店の割にお客さんを獲得できていない…つまり、効率が低下しているとも分析できます。(ただし、これは正確な値を用いていないので参考情報としておきましょう。)

スタバ:コーヒーなど10-30円値上げへ。コーヒー豆も一部値上げ。
http://news.livedoor.com/article/detail/3718064/

スタバ、7月16日から値上げ
http://bizmakoto.jp/makoto/articles/0807/07/news103.html
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080708-00000013-zdn_mkt-bus_all

<スタバ>10~30円値上げへ 輸送費と原料高騰で
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080707-00000104-mai-soci